サーバ(Server)とは、
ユーザー(クライアント)からの要求に対して何らかのサービスを提供するシステムのことである。
本来はソフトウェアの用語であるが、転じて業務用の比較的大型のコンピュータ(ハードウェア、
あるいはソフトウェアも含めたシステム全体)も、サーバと呼ばれるようになった。
特徴-ソフトウェア-
サーバ用に提供されるソフトウェアでは、個人が利用するソフトウェアと比べ下記のような特徴がある。
・多数のユーザーの同時アクセスに対応できる、性能とデータ整合性
・アカウント管理やポリシー管理やログ管理などの、セキュリティーや対監査性
・連続稼働に耐える信頼性、可用性、保守容易性
・将来の変更や拡張が容易な、拡張性
特徴-ハードウェア-
サーバとして販売されているハードウェアは、個人向けコンピュータと比較して以下の特徴がある。
・性能
ハイエンドのCPUを多数(1~256コアなど)搭載できる他、高速なバス、周辺機器などを備える。
・連続稼働性
後述の可用性にも関連するが、業務により求められる24時間365日に近い連続稼働を実現するため、
計画停止および計画外停止の時間を最小化するための各種設計が行われている。
・信頼性・可用性・保守性(RAS)
個々の部品の信頼性(設計・製造・検査、誤り検出訂正機能付のメインメモリなど)に加え、
特定の部品で故障が発生した場合の可用性(重要部品の冗長化、RAIDなど)や、部品の診断や交換が
短時間または無停止で行える保守性(各のログ機能、診断プログラム、ホットスワップなど)を備える。
内部のハードウェアを完全に二重化した専用サーバ(フォールトトレラントコンピュータ、一部のハイエンドサーバ)の他、
通常のサーバを複数使用してコンピュータ・クラスターを構成する場合も多い。
メーカー側は保守部品の長期保管や、保守契約に応じて24時間365日の緊急出荷体制などを行う。
・運用管理
多数のサーバの稼働状況を遠隔地からも集中管理できる機能が、ハードウェアおよびソフトウェアにて提供されている。
管理はGUIツールの他、遠隔地でも軽くて履歴が残り手順書などに再利用が容易なキャラクタユーザインタフェースが、組み合わされる場合も多い。
また、ネットワークや電話回線経由でメーカーへ障害情報を自動通知できるものもある。
・設備
特にデータセンタ用のモデルは、専用のラック、電源、空調などを必要とするものが多い。
集積度が高いものは発熱やファンの騒音が大きいものも多く、空冷の他に水冷を採用したサーバやラックもある。